バルクアップの方法には種類がありますが、痩せ型体質のハードゲイナーが筋肥大を目指すなら、ダーティバルクアップがオススメです。
ダーティバルクアップは、僕個人的に筋肥大に非常に有効な手段と認識してますが、ハードゲイナー以外や中高年の人が行う際には、注意が必要です。
そこで、今回はダーティバルクのメリットやデメリット、注意点等を、実際にダーティバルクで20キロ増量した僕が詳しく解説したいと思います。
- 1 ダーティバルクアップとは
- 2 ダーティバルクアップのメリット
- 3 ダーティバルクアップのデメリット
- 4 こんな人にダーティバルクアップはオススメ
- 5 ダーティバルクアップをオススメできない人
- 6 ダーティバルクアップの注意点
- 7 まとめ
1 ダーティバルクアップとは
筋肉を大きくするバルクアップには、主に3つの方法があります。
リーンバルクアップ
ダーティバルクアップ
クリーンバルクアップ
の3種類ですが、僕は20代の頃にダーティバルクアップで約20キロの増量に成功しました。
ダーティバルクアップとは、いっさい食事制限を設けず、好きなものを好きなだけ食べるバルクアップ方法です。
1番の特徴は、ジャンクフードやお菓子など、高脂質高カロリーな食品を制限なく食べられることです。この特徴からから「Dirty(=汚い)」なバルクアップと呼ば食事制限をいっさい設けず、好きなものを好きなだけ食べるバルクアップ方法だ。ジャンクフードも甘いものも制限なく食べられることです。
バルクアップについては、こちらの記事で詳しく解説しています↓
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2 ダーティバルクアップのメリット
ダーティバルクアップのメリットは以下のとおりです。
・ 食事制限を設けないので、好きなものを食べられる
・ オーバーカロリーの状態を維持しやすい
・ 体重が増加しやすいため、筋肥大効果も高い
・ 継続しやすい
このように食事制限を設けないことから、オーバーカロリーの状態を維持しやすく、継続しやすいというメリットがあります。
3 ダーティバルクアップのデメリット
逆にデメリットは以下のとおりです。
・ 体脂肪が増えやすい
・ 体への負担が大きい
・ 減量期に体重が落ちにくい
・ 健康上の問題が生じる可能性がある
このように、ジャンクフードやお菓子を大量に摂取することから、脂肪が増えやすく、生活習慣病のリスクが伴い、健康上の問題が発生する可能性があるというのがデメリットとして挙げられます。
4 こんな人にダーティバルクアップはオススメ
メリットもデメリットもあるのがダーティバルクアップですが、おすすめするのはこんな人です。
◯ 20代〜30代の若者
◯ 体重が増えにくい痩せ型のハードゲイナー
◯ 筋トレを継続できる人
◇ 20代〜30代の若者
まず、これくらいの世代の若者は中高年に比べて体の機能が強いので、効果的にダーティバルクアップでの筋肥大が狙えます。
なので、特に短期間で体重を増やしたい人などにはオススメです。
◇ 体重が増えにくい痩せ型のハードゲイナー
最もダーティバルクアップをオススメするのは、僕のような太りにくい体質のハードゲイナーです。
よくダーティバルクアップは脂肪だけが増えてしまうと言われますが、ハードゲイナーはまずなかなか脂肪をつけることができません。
なので、普通にリーンバルクアップやクリーンバルクアップを選択しても、オーバーカロリーの状態を維持することができず、バルクアップを挫折してしまう可能性があります。
まずは脂肪でも何でも体重を増やし、同時にハードな筋トレを行なって筋肉量が増えたと感じた時点で、リーンバルクアップやクリーンバルクアップに切り替えるという方法がオススメです。
◇ 筋トレを継続できる人
3つ目にダーティバルクアップをオススメするのが、ハードな筋トレを継続できる人です。
まず、バルクアップは筋肉を増やすことなので、筋トレを行うことが大前提の増量方法です。
筋トレをしていない人や、筋トレが続かない人が食事だけ増やしても、ただ太るだけで意味がありません。
オーバーカロリーな状態を維持しつつ、ハードな筋トレを続けていくことで、扱う重量を増やすことができ、効果的に筋肉を刺激して筋肥大することができるのです。
僕のようなハードゲイナーは、食事でオーバーカロリーの状態を維持することが難しいです。なので、比較的簡単に大量のカロリーを摂取することができるダーティバルクアップでしっかりと栄養を摂取しながら、ハードなトレーニングを行うことで、効果的に筋肉を増やすことができます。
5 ダーティバルクアップをオススメできない人
逆にダーティバルクアップをオススメしない人は
◯ 太りやすい体質の人
◯ 40代以上の中高年
です。
◇ 太りやすい体質の人
太りやすい体質の人がダーティバルクアップで体重を増やした場合、かなり短期的に効果を得られることができます。
しかし、体重が増えたとしても、脂肪である可能性が高いので、ハードなトレーニングが求められるし、何より、脂肪で増やした体重は、減量がかなり大変です。
僕はハードゲイナーなので、この苦労は分かりませんが、いろんな方のブログやYouTubeなどでも、ダーティバルクアップ後の減量は本当に大変だと解説されてます。
◇ 40代以上の中高年
中高年がダーティバルクアップで体重を増やそうとした場合、高脂質高カロリーな食事を大量に摂取するので、単純に生活習慣病など、健康上のリスクが増大します。
なので、ダーティバルクアップは若い世代の人ならオススメですが、40代で筋トレを始める方は、リーンバルクアップやクリーンバルクアップなどの、体に良い食事でバルクアップを目指すことをオススメします。
6 ダーティバルクアップの注意点
ダーティバルクアップの注意点について説明します。
主な注意点は
◯ たんぱく質をしっかりと摂取すること
◯ 筋トレは毎回少しでもハードにしていくこと
の2つです。
◇ たんぱく質をしっかりと摂取すること
まずは、筋肉の原料であるたんぱく質をしっかりと摂取することです。
他の記事でも説明していますが、バルクアップ中は、1日に体重✖️2gのたんぱく質を摂取しましょう。
◇ 筋トレは毎回少しでもハードにしていくこと
トレーニングを行う上で大切な考え方の一つが『漸進性過負荷の原則』です。
人の体は不思議なもので、今まで扱えなかった重量を持ち上げることができても、継続してトレーニングをしていると、いつの間にかその重量になれてしまいます。
なので、筋肥大を目指すためには、今までの刺激を超える刺激(過負荷)を、徐々にプラスして(漸進性)与えることが大切ということです。
無理に一気に重量を増やすのではなく、自分のレベルに合わせて徐々に増やすことが大切です。
・一回多くレップ数を増やすことができた
・少し重い重量を扱うことができた
・インターバルを短くすることができた
など、少しでいいので、毎回レベルアップしていくことが重要です。
筋トレの始め方が分からないという方はこちらの記事も参考にして下さい↓
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7 まとめ
ダーティバルクアップは、体質や年齢によってオススメできる人とそうでない人に分かれますが、僕のようなハードゲイナーには、非常に有効なバルクアップの手段です。
痩せ型体型で筋トレを始めた人は、まずはダーティバルクアップで体重を増やしましょう!
そして、ある程度筋肉がついたらリーンバルクアップやクリーンバルクアップに切り替えることで、より理想の体に近づくことができると思います。